【Q&A】初節句の祝い方
初節句についてよくいただくご質問をご紹介致します。
〈ご質問〉
妻の実家から、子供の初節句のお祝い品をもらいました。初節句はどのように祝えば良いのでしょうか。
〈回答〉
初節句というのは、赤ちゃんが誕生してから最初の節句のことで、男の子なら5月5日の端午の節句、女の子なら3月3日の桃の節句(ひな祭り)のことです。
ただし、誕生から21日以内に節句の日が来る場合は、翌年に行うことが通例になっています。
女の子の初節句では、ひな人形を飾り、男の子なら五月人形(鎧兜を着けた武者人形)や鯉のぼりを飾ってお祝いします。
初節句には母親の里方から雛人形や五月人形などを贈る風習は今も残っています。ご質問のお祝い品は奥様の実家から贈られたということなので、そうした人形のことだと思います。なお、兜などは父方の祖父母が贈ることが正式だとするマナー書もあります。
初節句には、両家の祖父母など親族やお仲人様、親しい友人の方々などを招き、祝宴を開きます。 桃の節句なら、雛あられ、菱餅、桜餅、白酒、ちらし寿司、はまぐりのお吸い物などを用意します。 端午の節句では、ちまき、柏餅、赤飯などを用意します。
堅苦しいことは考えず、ご家族が集まり楽しいホームパーティのようなお祝いにしましょう。
赤ちゃんが1歳になるまでにはいくつかの行事があります。
【ご誕生3日目】三日の団子・・・母乳の出が良くなるようにと、産婦が食べます。親戚・近所に配る風習の地域もあります。
【ご誕生7日目】お七夜・・・子供の名前を親戚や知人に披露する儀式です。赤ちゃん用一ツ身やベビー服を贈られます。
【ご誕生1ヶ月目】お宮参り・・・男の子は誕生31日目、女の子は誕生33日目 (誕生100日目でされる方もおられます)
※お祝いのお返しは産後1ヶ月頃でされる方が多いようです。
【ご誕生100日目】お食い初め・・・一生食べ物に不自由しないようにと願いを込めて行う行事です。
【初誕生】・・・富山では「誕生もち」を贈る風習があります。