おくりもの専門学園~Q&A~「包装の上にリボンは、おかしい?」
贈り物の機会も多い春。
このようなご質問を頂きました。
Q.私は以前から可愛いリボンが好きで、のし紙をかけたうえで包装をし、さらにその上にリボンをかけていました。ところが友人から「おかしいのでは?」と言われました。どうしてでしょうか?
A.
リボンは、ギリシャ・ローマ字時代から西洋で広く用いられ、現代では贈答品のラッピングとしても愛用されています。
しかし、本来は西洋のもので、日本に入ってきたのは、明治以降だそうです。
これに対して、お祝いや内祝などの贈り物の際に、お名前を入れたりして用いられる「のし」は日本古来の風習で、『日本書紀』にも鮑を贈る記述があるそうです。
つまり、のし紙は和風、リボンは洋風のラッピング様式と考えればよいかと思います。
ですから、のし紙の上にリボンをかけるのは、二重の包装になってしまいます。
特に非礼ということではありませんが、例えば、プレゼントギフトの場合は、フレンドリーな意味を込めて、リボンのラッピングを使ってみられたり、贈る目的や相手の方によって、のし紙とリボンは使い分けるようにされてはいかがでしょうか?
2021年4月16日 | 新着情報