【Q&A】端午の節句
サンエツ本店では、只今五月人形の展示会を開催中です。
人形の老舗「久月」を中心に、種類を多く取り揃えております。
今回は、五月人形に関してよくお問い合わせいただくご質問をご紹介致します。
Q1:「なぜ五月人形を飾るのですか?」
A1:昔の日本の武家社会の中では、兜や鎧は身を守る道具として、男子にとって非常に大切なものでした。
やがて江戸時代に入り、泰平の世となってからは、「子供の身を守り災いがかからないように」という願いを込めて、鎧や兜を飾る風習が広まりました。
赤ちゃんがたくましく立派に育つようにという祈り、そして受験や就職、結婚など人生の幸福に恵まれるようにという気持ちを託して飾ります。
Q2:「五月人形にはどのような種類がありますか?」
A2:五月人形には大きく分けて「鎧飾り」「兜飾り」「子供大将飾り」とございます。
・鎧飾り
豪華で本格的な鎧飾り。鎧は災いをはねのけ、全身をお守りします。小ぶりなケース入りタイプもございます。
・兜飾り
平飾り、収納飾り、ケース入りなど様々な種類がございます。また、実際に着用できるタイプもございます。有名な武将の兜の形を模したものもあり、多様なデザインからお好みのものをお選びいただけます。
・子供大将飾り
男らしさとかわいらしさの両方を兼ね備えています。
ちなみに、上記のような五月人形は家のなかに飾る「内飾り」ですが、五月飾りには屋外に飾る「外飾り」(鯉のぼり・武者幟)もございます。
お子様の無事の成長を祈るための内飾りと、立身出世を祈るための鯉のぼりとは、質も意味合いも違うので、できれば両方飾ることが望ましいとされています。
サンエツでは、おなじみの鯉のぼりはもちろん、お家の中に飾れる屋内用鯉のぼりやインテリアとしても楽しめるタペストリーもございます。
Q3:「《端午の節句》はどのようにお祝いをしたら良いでしょうか」
A3:5月5日の端午の節句には、五月人形や鯉のぼりを飾り、お子様の健やかな成長を願ってご家族でお祝いをされると良いでしょう。
可能であれば、両家のご両親も招待され、皆様でお祝いの席を設けられるとよろしいかと思います。
端午の節句といえば、ちまきとかしわ餅を食べる風習があります。
ちまきには「邪気を払う」、かしわ餅には「家系が絶えない・子孫繁栄」などの由来があると言われています。
また、赤飯やお頭付きの鯛、お子様が好きな食べ物などでお祝いされてもよろしいかと思います。
一年に一度の節句の日に、ぜひ皆様でお子様の健やかなご成長をお祝いしてあげましょう!
2022年3月17日 | 新着情報