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【Q&A】「粗品」の意味と使い方

一度はもらわれたことがあるでしょうか、「粗品」

タオルやボールペンなどをもらったときに、のしに「粗品」と書いてあることがありますね。

今回は、そんな「粗品」の意味と使い方についてです。


Q.贈答品を手渡すとき、「粗品」と※表書きし、「粗品ですが…」とあいさつをするのは失礼なことでしょうか?

※表書き…のし紙の上段に書く、贈り物の目的に関する記載のこと


A.「粗品」は、相手の方にものを贈るとき、贈る品物についてへりくだった、謙譲の気持ちを表す言葉です。

「つまらないものですが…」と言って手渡すこともあるかもしれません。

本来、「粗品」とは「粗末なもの」という意味なので、粗末なものを贈り物にすることはおかしなことです。


しかし日本では、謙譲の意味で使われる言葉であることが理解されているので、もらった方が「本当に粗末なものをもらった」と思うことはありません。

粗品という言葉は、日本人の奥ゆかしさの表現とも言えますので、失礼ということとは、少し違うかもしれませんね。




Q.どんなときに「粗品」の表書きを用いるのでしょうか?


A.粗品が本来の「粗末なもの」という意味に近い感覚で用いられるのは、例えば、来店や商品の購入などのお礼として、そこまで高価ではない品物(例:ボールペン・洗剤・ティッシュなど)をお客様に無料で提供する場合です。
贈り物の謙譲表現というよりは、商用目的のお礼として。ということですね。


他にも、簡単でちょっとした品物をお礼として差し上げる場合も、粗品と表現をして良いと思います。

しかし、少々金額の大きな品物や、大切な記念品を贈る場合は、「粗品」という表現ではなく、「ご挨拶」や「記念品」と表記をされたら良いでしょう。


さまざまな場面で見かける「粗品」ののし


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