【Q&A】ぶり歳暮とは?
秋になると、毎年いただく「ぶり歳暮」についてのご質問をご紹介します!
ぶり歳暮…富山ならではの文化ですよね。
Q.今年結婚しました。妻は富山県の生まれです。
年末に、妻の実家から、大きく立派なブリが一尾贈られてきました。どのようにすればいいでしょうか?
返礼の仕方がわかりません。
A.娘が結婚した年に、実家から嫁いだ家に対して、出世魚として珍重されるブリをお歳暮として贈られる「ぶり歳暮」のことですね。
富山(特に県西部地区)に多い習慣です。
もらったブリは、婚家でさばかれ、半身をお嫁さんの実家へ返します。「半分を返す」ことが礼儀です。
ブリをさばくのは大変でしょうが、近くの魚屋さんでやっていただけます。事前に相談しておかれればよいでしょう。
なお、娘さんの嫁ぎ先から、実家に対してブリを贈る地域もあるので、勘違いしないように気をつけてください。これは、「お嫁さんの働きブリが素晴らしい」という意味だそうです。
富山県の場合は、娘の実家から嫁ぎ先へ贈ります。ブリは、お婿さんに対し「出世を祈る」という意味合いもあるそうです。
親から娘への気遣い、出世魚にあやかって娘婿の活躍を願う気遣い、両家の末永い発展を願う気遣いが、込められています。
<ぶりのかまぼこシリーズ>
「ブリを贈ると、さばくのが大変…」「数日で食べ切るのは難しい…」などの不安な声にお応えして、
サンエツでは実物のブリの大きさを表現した「ぶりのカマボコ」を開発致しました!
カマボコなら切り分けしやすいので、半身のお返しも不要で、ご近所様へのおすそ分けも簡単にできます。
賞味期限も最長で20日ほど保ちます。
新しい「ぶり歳暮」の形をご提案致します。